2011年09月22日

日高十七郎候補の名刺

日高十七郎候補のビラはまだないようだが、まずは選挙用の名刺が手に入った。あれっと思ったのは赤字で「ひたすら一生懸命」とあったことだ。ここには長い間「まじめにまっすぐ」と書かれてあった。さて何が変わったのか。何で変える必要があったのか。言葉としては前の方が良かったかと思うが、その内容の空疎さがさんざん叩かれていたから変えざるを得なかったのだろう。それとも今まではまじめだったけど一生懸命ではなかったと反省をしたのか。何しろ「今までは(やるべきことから)逃げていた」と自ら公言しているくらいだから。

ともかくここは他の候補者との違いを一言で表すところだ。他の候補は、かつての自分と同様、一生懸命ではないと言いたいのだろうか。しかし一生懸命とは自己評価かつ自己満足でしかなく、業績とは関係ない。住民からすれば一生懸命かどうかでなく、ただ成果を出して欲しいだけだ。そもそもこれでは、この人はどんな町にしたいのか、住民のため町のため何をするつもりなのかさっぱり判らない。なおついでに言えば一生懸命の言葉は一所懸命の誤用あるいは転用で、教養ある人は使わない。

裏面には青字で大き目に「やりたいこととできることは別。その見極めが大切」とある。つまりこの人はできることしかやりませんと言っているのだ。そんな姿勢は個人生活でも社会においても全く間違っている。世の中、まずやりたいこと、やらなければならないことが先にあるのだ。それを何とか実現するよう全力を尽くす。もちろんさまざまな障害や時の運で結果的にできないこともある。しかし最初からできるのが確実な安易なことしかやらないのでは全く進歩も改革もありはしない。

この人は続けて「やるべきことをきちんと!」と書いている。しかしこの人の20年以上の実績において、やるべきことが全くできていなかったのは周知の事実だ。ということは「やるべきこと」だったけど「できること」ではなかったと言いたいのだろうか。それなのに当選を続けてこられたのは、人柄が良いという評価と、奥さんによる徹底した拝み倒しとゲンナマ戦術だった。支持者ですらこういうことを笑って認めるほどなのだから、この言葉はもう悪い冗談ぐらいにしか聞こえない。

ともかくこれらの言葉は大の大人が、しかも町長選で使うようなものだろうか。戦前ならともかく、今の時代、小学生でも恥ずかしくて言えないレベルだ。いったいこの人は長年町長をやってきて、周りにまともなスタッフとかブレーンとかは一人もいないのだろうか。

ところで議会の一般質問で、この人の出馬表明を引き出した満園明議員は「自分は出ないから次は出てくれとある議員を口説いておいて今さら何だ!」とまで詰め寄ったそうだ。これは荒木博武候補のことで、結局前回の柴鉄生候補と同様、北部票の分断に利用されてしまったわけだ。まったく猿回しの猿同然だと、この二人は気付いていないのだろうか。ともかくかつての親衛隊長にこんなに汚い奴だと暴かれて、それでもなお良い人だとの評価はこの島では変わらないのだろうか。

出馬の第一理由に挙げたのは馬毛島問題だそうだ。しかしこの問題を他の3人の候補は一言も触れていない。それが住民の関心事ではなく、また屋久島の将来に関係するものでないことを知っているからだ。この人も現町長として、屋久島にはほとんど影響はないと認め、ただ風評被害による観光客の減少だけを反対理由にしている。その一方、自然保護を名目に登山客数を制限しようと躍起になっている。減るのは困ると言いながら自らは減らそうとする、観光政策として全く支離滅裂なのだ。結局この人はそんなことはどうでもよく、ただ共産党系の移住者の票を欲しいだけなのだろう。ところで共産党系の連中は、崖地購入問題などの追及でこの候補がいかに悪いことをしてきたか判っているはずなのになぜグルになるのか。彼らもまた、島のこと住民のことなどどうでもよく、ただ彼らの信じる反米闘争のために利用しようというつもりなのか。

さてこの人の票獲得作戦は、ついに徳州会の徳田虎雄先生の利用を企むところまで来てしまった。日高十七郎の名で名誉町民に推戴することにより、恩を売って徳州会票を得ようと細工をしている。徳田先生の名誉町民に反対する住民はまず一人もいないだろう。いやなぜもっと早くしなかったのかと思う人ばかりだろう。それをよりにもよって出馬表明した議会で決めようとする、しかも追加議案で出すという慌しさだ。追加議案とは災害など緊急時のものだろう。もし徳田先生が危篤で、何とか間に合わせたいというなら判る。そうでなければ慌てて出すような議案ではない。それどころか追加で出すこと自体が失礼だ。しかもなぜ今なのかという質問には、特に理由はなくただ遅れただけとしか答えていない。これでは下心があると自ら白状しているようなものだ。おかしいと思わない方がおかしい。当然、議会でもそうした質問や懸念が出されている。それに対して下野議員が、全会一致になるよう各議員を必死に口説いているそうだ。しかしそもそも口説かなければならないこと自体がおかしい。全議員が、また全住民が心より名誉町民になってくださいとお願いしてこそ名誉なのだ。工作して無理やり決めたものなど、名誉どころか不名誉極まりない。徳州会は、たとえ議案が可決されたとしても、こんな名誉町民推戴など辞退しなければならない。徳田先生が選挙に利用されたという噂など、これほど名誉を傷つけるものはないのだから。また屋久島の全住民は、日高十七郎候補は良い人どころか、自分のためには島の大恩人の顔に平気で泥を塗ろうとする「人で無し」だと早く気付くべきだろう。
posted by 夜泣石 at 09:09| Comment(2) | 屋久島町の動き | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゲンナマ戦術は事実なのですか!?
公職選挙法違反の事案なのでしょうか・・・。
事実が知りたいです。
Posted by 未来人 at 2011年09月26日 18:10
お金をもらった人がもらいましたと言わない限り立件はされない。
日本の田舎では、特に九州では当たり前のようですが、離島は特に酷いようです。
公正な選挙は法ではなく民度の問題です。
Posted by 夜泣石 at 2011年09月27日 06:15
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