2010年05月29日

アコウ

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木々の芽吹きは春の盛りの時期のはずだが、季節とは無関係に突然真っ赤な新芽に覆われる木がある。その美しさと唐突さで、初めて目にした時はびっくりした。アコウだった。常緑樹だが年に一度ほどいっせいに落葉する。そしてすぐに芽吹く。どの常緑樹でも葉は入れ替わっているし落葉の多い時期はあるものだが、この木のように一度すべての葉を落としてしまう例が他にあるものか知らない。だらだら着替えていくのと、一度丸裸になってしまうのと、どちらが良いのだろうか。

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新芽は少し経つとごく淡い黄緑色になってくる。先の方は赤みが残っていて、その色合はこれから花が咲くかと思わせるほどきれいだ。

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新芽はどんどん伸びていく。根元の小さなイチジクもきれいな色をしている。これは芽出しとは関係なく、一年中、枝といわず幹といわずところかまわずびっしりと付いている。

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やがて芽がほどけて何枚もの新葉が広がる。薄く透明感がありとてもみずみずしい。赤みを帯びていて、時には葉全体が紅葉のように真っ赤に染まる。真っ白で半透明な細長い葉は芽を守っていた鞘のようなものだろう。これはやがてはらはらと落ちていく。

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離れてみると大木全体が萌黄色と臙脂に埋まっている。大きなものだと高さが20mはありそうで、またその倍くらいに横に広がっているからこの光景は実に壮観だ。木の下の地面は歩くのがはばかられるほど、純白に敷き詰められている。

やがて葉が濃い緑になると、今までの変化が想像できないほど千古変らぬ大木の風格を漂わす。そうなると近縁種のガジュマルと見分けが付きにくい。初めのうち区別できなかったが、そのうち離れて見て化け物じみていればガジュマルだと判った。それは気根を枝から垂らし、新しい柱にしてどんどん横に広がっていくためだ。アコウは幹からしか気根を出さないから太くはなるがあくまで一本の木だ。葉もガジュマルよりも細長く薄めで普通に近い。ただイチジクを幹や太い枝に直接付けるという風変わりなことをするのはアコウの方だ。イチジクの数もはるかに多く、たいていいつも付けている。

アコウの幹は太い筋肉や血管が浮き出ているようにも見える。もともとは他の木の上で発芽し、気根を下ろしていったものだそうだ。地面に着くとどんどん太くなり、また次々に気根を下ろすからもとの木は取り囲まれて枯れてしまう。だから幹と見える部分は実際はたくさんの根の集まりなのかもしれない。

実がなっているのを見て、花はいつ咲いたのだろうとふと思ったりする。実際はこれは実であると共に花でもあると判っていても、なかなか思い込みから逃れられない。この玉の中に花が咲き種子ができるのだ。だから虫が花を訪れるためにはこの中に潜り込まなければならない。そんなことができるように進化したのはたった一種のコバチだけだ。アコウとアコウコバチは互いの運命を共にしているわけだ。イチジクの仲間はみな同じことをしているのだが、彼らはこの島でもずいぶん栄えているから、こうして堅い契りを結ぶことはきっと有効なのだろう。

アコウは本州の紀伊半島あたりにまで分布しているそうだ。各地に巨樹、古木があり名所になっていたりもする。屋久島では集落の周りなどにごく普通にある。昔防風林に植えた名残だそうだ。本土ならそのまま名所になりそうなほどの大木があちこちにある。
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2010年05月22日

ホウロクイチゴ

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道路際の藪にホウロクイチゴが実っていた。みずみずしい赤はとてもきれいだが、細かな毛がたくさん見えてあまり食欲をそそらない。そのためかあまりおいしくないと書いている人がかなりいる。しかし実はこれはとてもおいしいのだ。甘みも酸味もあるしっかりした味わいで、少し固めの食感も良い。たくさん収穫したいと思うのだが、残念ながらこの島ではあまり残っていないことが多い。そこら中に出没するサルに片っ端から食べられてしまうようだ。オオバライチゴなどはそのまま残っていたりするので、サルにも味がわかるのだろう。

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食べられた跡の、実の下の花床のあたりがなぜか真っ赤になっていて、遠くからだとまだ実が付いているかのように見える。こんなあれっと思うような見所がこの木にはいくつもある。

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果実が熟す前の様子も、初めて見た時はこれは何だと思ってしまった。固い萼にしっかりと守られて、なんだか殻を持った甲殻類のような感じだ。そのうち少しずつ殻が開いて、中から真っ赤なイチゴが顔を出す。

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遅咲きの花もまだちらほら咲いていた。下向きに咲くのでただの白い花くらいにしか見えないが、枝を持ち上げて真正面から見るとずいぶん整ったきれいな造形に驚く。花びらの形が面白いし、余分な萼の形が見えず円盤になっているのでとてもすっきりした感じがする。

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新しい枝が勢いよく飛び出していた。これは放っておくと数mほどにも伸びる。いたるところに棘があり、それで周りのものに絡みつく。大きな藪になると鉄条網の塊を置いたようで、頑丈で痛くてとても中に入ってはいけない。葉は円形で大きく厚くかなり丈夫だ。しわしわだが表面はてかてかとコートした感じになっていて、昔は皿代わりに使ったそうだ。しかし表にも裏にも棘があるから、それを取るのが大変だっただろう。

ホウロクの名は、果実を取るとすっぽり抜けて中が空洞のコップ状になるのを焙烙鍋に見立てたのだと権威ある図鑑に書いてあった。しかし木苺にはそういう形になるものが他にも多い。そもそも焙烙というのは薄茶色の素焼きのもので、私が子供の頃にはまだ残っていたが、底の浅い土鍋や皿だったはずだ。だから葉を皿代わりに使ったからという方が正しいのではないだろうか。なにしろこの葉の裏は薄茶色の綿毛が密生していて素焼きの感じにぴったりなのだ。

本州中部あたりから南の暖かい沿海地に分布するそうだ。しかし伊豆半島など子供の頃から馴染みの場所だが見たことはなかった。屋久島では雑木というか雑草といった感じでいたるところにある。何でも食べる鹿でも敬遠するようで我が物顔にはびこっている。我が家の庭にも侵入してくるが、移住したての頃はいかにも南国らしい感じがしてそのままにしておいた。しかし退治しないととんでもないことになると気付くまでに、さほど時間はかからなかった。
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2010年05月18日

シマサルナシ

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昨年秋にシマサルナシが目の高さで実っているのを見つけた。あちこちによくあるのだが、いつも高いところや近寄れないところばかりだった。これなら花も見ることができると期待した。しかし今年は春から天候不順でなかなか見に行けず、またいつ行ってもずっと固い蕾のままだった。そうして何度目かでやっと花を見られた時はうれしかった。予想以上にきれいな花で、あきらめずに通った甲斐があったなと思った。

花弁はほとんど真っ白だが、付け根の方が少しピンクがかっている。たくさんの雄しべの葯は黄色で、近縁のサルナシが黒なのでこれが見分けのポイントなのだそうだ。それらに囲まれて将来果実になる大きな子房が見える。その上にたくさんの花柱が四方に伸びているので、なんだか触手を開いているイソギンチャクのようにも見える。

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この仲間はたいてい雌雄異株で、図鑑などにもそう書いてあるものが多い。しかし目の前にあるのは間違いなく雄しべ雌しべの揃った両性花だ。なんでもいろいろ変異があって、これはたまたま両性花を付ける株だったようだ。キウイフルーツは中国産のごく近い種類から品種改良されたものだそうだが、こちらから育成してくれたらよかったのにと思う。我が家の庭のキウイフルーツは雄株は盛んに咲くのだが、雌株は全く花をつけずがっかりさせられている。

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名前にシマが付くのはたいてい南の島ということで、シマサルナシも沖縄諸島などに多く、北限は紀伊半島あたりだそうだ。近縁のサルナシは北海道から全国に分布するそうだが屋久島では見つかっていない。シマサルナシはこの島には多く、海岸付近から1000mを越える山の中までよく目にする。大木に絡み付いて高く登り、またそこから垂れ下がっている。

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果実は小粒のキウイフルーツそのものだ。切ってみても濃い緑の果肉で全く同じだ。いやそれどころかこちらの方が味が濃くおいしいのだそうだ。何でも国内の木の実の中で最高だという。残念ながらなかなか熟さないので味わったことがない。そもそも熟す前からこの島ではサルが貪り食ってしまう。昨年秋手の届くところで見つけた実も、そろそろかなと思ってまた行ってみたら、ちょうど大きなサルがでんと座ってむしゃむしゃ食べているところだった。こちらにひょうきんな顔を向けて「何か御用?」と言っているみたいで恨めしかった
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2010年05月14日

ムシトリナデシコ

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通りがかりに墓地の一角が見事にピンクに染まっているのに気付いた。この島では墓地は各集落ごと、たいてい歩いて行けるところにあるせいかいつもたくさんの花が絶えない。それにしてもきれいだなと思って車を止めてみると、それは子孫が絶えたためか放置された一角をムシトリナデシコが占拠していたのだった。

ムシトリナデシコは本土ではよく川原などに群生して一面ピンクに染めつくしているのを見たものだった。この島でも少し前からちらほらと目にすることがあった。しかし今年のこの大群の突然の出現には驚かされる。川原にしても墓地にしても植物たちにとっては厳しい環境だ。そこに耐えられるものがたまたま現れたら、競争相手がいないから爆発的に増えるのだろう。

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花の一つ一つは1cmほどだが、なにしろこの派手な色だし、それがまとまって咲くから見ごたえがある。残念ながらわりと短命で数日もすると崩れてくる。

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花は細く長い筒になっているから蝶媒花だろう。花の中心部にひげのような突起が目立つが、これは花弁の一部で普通の花にはこんなものはない。虫にとっては邪魔ものだろうが、足も口も長い蝶は気にしないだろう。それらに囲まれた中に黒っぽい葯を持った雄しべがある。それはじきに萎びて、今度は3本の花柱がずっと突き出してくる。この花は雄性先熟だった。
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ムシトリナデシコは不用意に掴むとべとっとしていやな思いをすることがある。茎の節と節との間に茶色くなった部分がありそれがねばねばしているのだ。昔の蝿取り紙を思い出すが、そこに虫がくっつくので虫取りの名がある。しかしその後消化酵素を出したりはしないので食虫植物ではない。いや積極的に虫を捕まえようともしていない。虫が付くのはたまたまのようで、風で飛んできた植物の種とかゴミが付いていることの方がずっと多い。そもそもこれは捕るためのものではなく、アリなどが登ってくるのを障害物を置いて通せんぼしているのだと思う。

欧州が原産で、江戸時代に観賞用に持ち込まれたものだそうだ。そういう花はよくあるが、それはオランダ人が花好きだったためだろうか。今では全国に広がっているそうだが、花芽を付けるにはある程度の冬の寒さが必要とのことだから、案外この島あたりが群生する南限ではないだろうか。温暖化が叫ばれているにもかかわらずこの冬から春にかけて結構寒い日が多かったので、今年に限ってこんなに見事に咲いたのかもしれない。
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2010年05月11日

ムラサキカタバミ

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ムラサキカタバミはほとんど一年中どこにでも咲いているが、たいていは白くあせたようなピンクであまりきれいではない。しかしたまに涼しい木陰などでびっくりするくらい鮮やかな花を見つける。なるほど観賞用として持ち込まれただけのことはある。しかしこのどこが紫なのだろうと不思議に思う。紫の花といえばキキョウやスミレなどのことなのだが。

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花をぐっと覗き込むと脈が目立つ。この色は赤紫といえるかもしれない。これは蜜標なのだろうか。中心は緑で、5本の雌しべと10本の雄しべが見える。花としては完璧に見えるが、実はこの雄しべには花粉はないのだそうだ。だから種が出来ることはない。こんなに咲いてもすべてがあだ花というわけだ。それなら無駄なことをしないで花の咲かない個体が出てきてもよさそうだが、有性生殖をしないとそういう変異体が誕生することもない。これだけの花を咲かすのは大変な苦労だと思うが、祖先のしきたりから逃れる術はないということか。

スターフルーツが同じカタバミ科というのは意外な気がするが、花だけ見ればよく似ている。我が家のスターフルーツはあっというまに大木になり、毎年おびただしいほどの花を咲かせたくさんの果実を実らせている。

ムラサキカタバミは南アメリカ原産で日本に来たのは江戸時代末期だそうだ。たかだか150年ほどで、よくもこんなに全国にはびこったものだと思う。花束のようになった大きな株を引き抜くと小さな大根のような白い根が見える。その首もとに小さな鱗茎がたくさん付いている。これが離れて新しい個体になるわけだ。しかし地上にできる種子と違って地中では移動は簡単ではない。こんな島にもこれほどはびこっているというのは、人がそれだけ土を動かしたということか。

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葉は3枚できれいな形を作っている。これは複葉だから、どれか一枚が頂小葉で他の2枚が側小葉のはずだが、全く区別がつかずいびつになどならない。花も葉も夕方には閉じる。葉は目覚めるのが早いようで、湿度の高い朝など、平らに開いた葉の上に水孔から出た露がかわいらしく並んでいる。

子供の頃、この葉でずいぶん遊んだものだった。葉を根元から折り取って、下の方をぽきっと折って葉の付け根まで芯を取り出す。釣り糸のようになったものを二人で絡めて引っ張り合って、切れた方が負けというわけだ。そんな遊びはスミレでも松葉でもできたが、これがいかにもお誂え向きといった構造で面白かった。大きな葉を見つけるとこれで勝てるとうれしかった。そんな思い出がまつわりついているのか、厄介な雑草なのだがあまり退治しようという気にならない。
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2010年05月07日

ネズミモチ

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白い花というのはよくあるが、それでもこの白さは格別だ。その厚い花弁の先が4つに割れて、くるりと反り返っている姿は何となくかわいらしい。中から2本の雄しべと1本の雌しべが飛び出して、程よい飾りになっている。棍棒のようなつぼみがにょきにょき並んでいるのもちょっと愛嬌がある。もっとずっと大きければユリの花くらいにもてはやされたかもしれない。

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それが一面に咲いている様子はなかなか見事だ。小さな花でもこれだけまとまって咲けばいやでも目に入るだろう、たくさんの蜂たちがぶんぶんいっている。あまり良いとはいえないが香りも軽く漂っている。甲虫が好きそうな匂いだと思うが、そうした連中ももそもそ花の上を歩いている。

我が家の近くの防風林に混じって、4月に入る頃からずっと咲き続けている。毎年見てはいたが、モクセイ科だなと思うだけで放っておいた。よく似た花を東京にいた頃も、街中や近郊の山で時々見ていた。ふと思い立って調べて、すぐにネズミモチと判った。いかにも照葉樹といった感じの、厚めののっぺりした葉が特徴だった。

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ネズミと名が付いているのは、実がネズミの糞に似ているからだそうだ。ふと枝先にどうしたわけか緑のまま残っている実を見つけた。本来なら秋に真っ黒に実って、もう無くなっているはずだが。確かに形は似ているが、もう少し小さかったような気がする。ネズミの糞というのは小さな子供の時分に見ただけだ。今では知らない人ばかりと思うが、昔の人にとっては身近なものだったのだろう。名前の後ろにモチと付いているのは、葉がモチノキに似ているからだそうだ。しかしこのような葉は照葉樹全般に共通している。そんな中からモチノキが選ばれたのは、それもやはり身近だったからか。モチノキからトリモチを作って大人は小鳥を、子供はセミを捕まえたものだった。しかしネズミといいモチノキといい、そんな借り物の名前でなくこのきれいな花に似合わしい名前はなかったものかと思う。

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海近くの山の道を走ったら、いたるところ雑木が真っ白になっていた。それはすべてネズミモチだった。この島にこんなにあるとは知らなかった。花が咲かなければ葉脈も見えずぎざぎざもない作り物のような葉を茂らせているだけのどうということもない木で全く気がつかない。なんでも煎じて家庭薬になるそうで、特に九州では盛んに利用されたという。九州文化の南端の屋久島だからそれなりに大事にされていたのかもしれない。
posted by 夜泣石 at 06:13| 花草木 | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

イイギリ(2)

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川岸の大木が川面に大きく枝を張り出している。たくさんの黄色の花が垂れ下がっているのが見える。清らかな流れとみずみずしい若葉、鮮やかな黄色。目を奪われるような光景だった。

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この花は前にも見たことがある。それにこの丸い大きな葉にも見覚えがある。しかし何の木か思いつかない。帰って調べてやっとイイギリと判った。冬に真っ赤な実を無数につけている。しかしこの場所では見た覚えがなかった。

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その理由は、イイギリは雌雄別株でこれは雄株のためだった。1.5cmほどの花をよく見ると確かに雌しべはなくたくさんの雄しべがぎっしりと束ねられている。花が黄色く見えるのはその葯と花粉の色だった。

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きっと雌花も咲いているだろうと、いつも赤い実を見ている所に行ってみた。少し短めだが同じように多くの花を付けた房が垂れ下がっていた。今まで気が付かなかったのも当然で、くすんだ色で全く目立たないのだ。

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1cmもない花だが、よく見るとなんだか滑稽な感じがする。不釣合いに大きな子房が真ん中にでんと座っているのだ。普通これは受粉してからだんだん成長するはずのものなのだが。その緑の玉の上に角でも生えたかのように何本もの雌しべ(厳密に言えば花柱)が飛び出している。また玉の下に座布団でも敷いてあるように見えるのは痕跡になってしまった雄しべだろう。あまりきれいな花びらではないなと思ったらこれは萼で、この花には花弁はないのだった。

イイギリは大木で雄株雌株の距離はだいぶ離れている。こんな目立たない花で両者の間を行き来して花粉を運んでくれる虫などいるのだろうか。それに雄花はともかく、雌花はこんなに目立たなくて虫など寄り付くのだろうか。見ていると一匹のヒラタアブが飛んでいるのに気付いた。そういえば何か良い匂いが漂っているので、きっと香りでひきつけているのだろう。蜜は根元にあるはずだが、虫たちはまずこの止まり木のような雌しべに着陸して花粉を渡すのではないだろうか。ともかく秋になるととんでもない数の赤い実がたわわにぶら下がるのだから、そんな作戦が成功しているはずだ。
posted by 夜泣石 at 11:42| 花草木 | 更新情報をチェックする
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